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面接官必見!求める人材の獲得に繋がる採用面接のやり方

面接官必見!求める人材の獲得に繋がる採用面接のやり方

面接官の力量は、人材採用に大きく影響する!

採用活動において、いかに面接官の仕事が重要なのかを、あらためて確認していきましょう。

エン・ジャパン㈱「インターネットアンケート調査」(2018年)によると、採用面接を受けた際に85%の求職者が「この会社には入社したくない」とネガティブに感じた経験があることが明らかになっています(※1)。
その理由として、もっとも多かったのが「面接官の態度や言動」(74%)です。他にも面接官に関するものとしては「面接官の質問内容が就職差別に繋がるものだった」(29%)、「面接官の身なり・マナーが悪かった」(23%)、「面接官が遅刻、連絡ミスによる不在」(12%)などが挙げられています。

一方で、面接を受けて、あらためて「入社したい」とポジティブに感じた経験があると、71%の求職者が回答しています。そのもっとも多かった理由が「面接官の人柄や印象が良かった」(85%)というもので、他にも「面接官が話しやすい雰囲気を作ってくれた」(70%)、「面接官のマナーがしっかりしていた」(31%)などの声がありました。面接を通してポジティブなイメージを持つことができた求職者の中には、「仕事への興味がより高まった」「入社後の働くイメージができた」などの声も挙がっていて、面接官の力量で、求職者の意欲にも変化が起きていることは確実です。

以上のデータから、面接の対応の仕方や面接官の力量で、その求職者を獲得できるかどうかも大きく変わっているということは、求職者が自社に就職するかどうかを判断する際には「面接官」そのものが、重要な要素で、判断材料の1つとなっていると言えるでしょう。少子化に伴う生産年齢人口の減少によって、中小企業を中心に「人材採用難」が続いていますが、まずは、求める人材を獲得するための面接官が面接の基本手順を、しっかりと理解して実践していくことが重要になるでしょう。

(※1)引用:エン・ジャパン㈱「採用の成否は面接官が握る!求職者700人のホンネ!マズイ面接官、ファンをつくる面接官」https://partners.en-japan.com/special/180326/

求める人材の獲得に繋がる採用面接の進め方とポイント

それでは、実際に求める人材に繋がる採用面接の進め方とポイントを確認していきましょう。一般的に面接の基本手順は、面接の前後を含めて、大きく分けて6つのステップがあります。

①事前準備
履歴書などをもとに求職者の人物像と確認事項を把握します。面接当日の流れや質問事項をまとめます。

②アイスブレイク
求職者の緊張を解き、リラックスさせます。求職者に安心感を与えることで、本音のコミュニケーションを実現さましょう。

③ヒアリング
求職者に基本的な質問をして、掘り下げるポイントを探ります。人物要件を見極めるために、様々な質問を投げかけていきましょう。

④対話
対話を意識しながら、求職者からの質問に回答していきます。質疑応答を通じて自社の情報を提供して、求職者の入社後の動機づけを図りましょう。

⑤合否判断
面接でのやりとりをもとに、自社の求める人材に合致するかを総合的に見て、合否の判断をします。

⑥申し送り
社内関係者へ情報の共有をします。

以上、6つのステップの中で、特に重要になるのが、「ヒアリング」と「対話」です。

「ヒアリング」は求職者に対して、様々な質問を投げかけた上で、いかに求職者の回答を掘り下げて、多くの情報を引き出せるかが重要です。多くの情報を引き出すことで、会社が求めている人物像に求職者が近いかを判断することができるでしょう。

一方で「対話」は求職者の入社意欲を高めるための情報をいかに的確に、そして具体的に伝えることができるかという作業になります。この作業で、求職者はあらためて、より具体的に入社後の自身をイメージすることができるようになります。

また何より、求める人材を逃さないことも重要です。そのためには早めの合否判定、そして社内関係者への申し送りを行うなど、しっかりとした社内の連携を作りも必要になります。

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この記事の監修・筆者

大園 羅文
大園 羅文(株)新経営サービス コンサルタント
「採用・定着コンサルタント」として、中堅・中小企業を対象とした人材採用支援(新卒・中途)、若手人材の定着・即戦力化支援、人事制度の構築・運用支援に従事。 特に、『採用・定着力の強化』を得意テーマとしており、中小企業独自の問題に対する支援を通じて、“若手社員が辞めない・成長する組織づくり”をテーマに掲げている。
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