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学生が求める採用サイトのコンテンツとは?

学生が求める採用サイトのコンテンツとは?

カレンダーアイコン2022年11月01日 (更新日:2023年04月14日)

採用情報・募集要項に限らず、事業内容や職種紹介、働き方や社員インタビューに至るまで、様々な情報を網羅している採用サイト。
採用のオンライン化が進む昨今、今や採用サイトは企業が採用活動を行う上での必須ツールとなっています。

そんな採用サイトですが、学生はどのようなコンテンツをチェックしたいと思っているのでしょうか?

今回は㈱ディスコの調査データをもとに、学生が採用サイトにおいて重要視している要素やコンテンツについて解説します。

※出典:㈱ディスコ「2023 年卒 採用ホームページに関する調査」
(https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/202207_hpchosa.pdf)

調査データから見る採用サイトの重要性

まずは、学生が就職活動において、どの程度採用サイトを重要視しているかを確認しましょう。

①学生における採用サイトの閲覧度合い

下図は、学生が就職活動中に企業の採用サイトをどの程度閲覧したかを聞いたものです。
ご覧の通り、「かなり目を通した(69.7%)」「目を通した(27.1%)」を合わせると、実に全体の96.8%もの学生が採用サイトをチェックしていることが分かります。

また、採用サイトを閲覧する手段について聞いてみると、3割程度がスマートフォンを中心に閲覧していることから、採用サイト自体をスマートフォン対応にする必要があることが分かります。

②学生は採用サイトを企業研究時に使用する

多くの学生が閲覧する採用サイトですが、そもそも何のために閲覧しているのでしょうか?
それは、閲覧時期等にもよりますが、ほとんどの場合は企業研究時に使用するケースが多いようです。

下図は、学生に志望企業を調べる上で有益だった情報源を聞いたものですが、採用説明会や就職情報サイトよりも上位になっているのが「企業の採用サイト」となっています。
つまり、多くの学生は就職先候補となり得る企業に対して、更なる情報収集を行うために、企業の採用サイトを閲覧していることが分かります。

学生が求める採用サイトの要素・コンテンツとは?

それでは、今の学生は採用サイトに対してどのような要素・コンテンツを求めているのでしょうか?

①採用サイトに求める要素

下図は、学生に採用サイトで最も重要だと思う要素を聞いたものです。

ご覧の通り「見やすい(40.0%)」「情報量が多い(37.2%)」の 2 項目に集中していることから、何がどこに掲載されているかわかりやすく、且つコンテンツが充実していることを特に重視していることが分かります。

また、文理別に比較すると、理系では「見やすい」が最も多いのに対し、文系では「情報量が多い」が最多となっており、文系学生の方がより多くの情報を求める傾向があるようです。

【学生の声】※一部抜粋
〇どこに何の情報があるかわかりやすいことと、デザイン性を重視しすぎて操作が重くならないようにすること。
〇業務内容の理解度を高めるために必要な 1 日のスケジュールややりがい、社員インタビューや社風など情報量が多いこと。
〇就活生によく聞かれる質問をホームページ上で答えてくれていたのは、ありがたいと思った。
〇サイトが PC 用になっていることが多く、スマートフォンから操作しにくいと感じることが多かった。
〇サイトの力の入れ具合で、新卒採用に力を入れているかがわかるので、クオリティが高ければ高いほど志望度が上がると感じた。

②採用サイトに求めるコンテンツ

前述の通り、採用サイトには「情報量」を求める学生が多い中、具体的にはどのようなコンテンツを求めているのでしょうか?

下図は、インターンシップ・本選考前・内定承諾時など、各フェーズごとに学生がどのコンテンツを良く閲覧したかをまとめたものです。
見てみると、各フェーズでよく閲覧されているコンテンツは、以下の順番になっています。

上記の通り、学生がよく閲覧するコンテンツは、就職活動のフェーズによって異なることから、採用サイトには様々な情報を「分かりやすく」掲載することが重要であり、特に内定承諾時に重要視されている「待遇・福利厚生・ワークライフバランス」「日常業務」が、魅力的なコンテンツとして掲載できているかどうかは、内定承諾率に大きく影響していると言えます。

まとめ

採用のオンライン化に伴い、益々重要度が増している採用サイト。

近年では、他社との差別化を図るべく採用サイトをブラッシュアップする企業が急増していることから、「採用サイトを通じて、自社のどのような魅力・強みを訴求するか」「その情報の見せ方・伝え方をどうするか」など、量・質ともに高いレベルが求められています。

多くの時間・コストを用いて接点を設けた欲しい人材を離脱させないためにも、今回の調査データをもとに、「情報量」「操作性」が備わった採用サイトを制作しましょう。

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この記事の監修・筆者

大園 羅文
大園 羅文(株)新経営サービス コンサルタント
「採用・定着コンサルタント」として、中堅・中小企業を対象とした人材採用支援(新卒・中途)、若手人材の定着・即戦力化支援、人事制度の構築・運用支援に従事。 特に、『採用・定着力の強化』を得意テーマとしており、中小企業独自の問題に対する支援を通じて、“若手社員が辞めない・成長する組織づくり”をテーマに掲げている。
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