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【動向調査】SNSなどの採用広告は新卒採用に効果的なのか?

【動向調査】SNSなどの採用広告は新卒採用に効果的なのか?

昨今、インターンシップや採用説明会など、新卒採用活動の募集・広報手段として、直接メディアに広告を掲載する企業が増えています。また、その手段としては広告を掲載しやすいソーシャルメディア(SNS)が増加しているほか、デジタルサイネージや電車広告などの手法の活用事例も増加しています。
今回のコラムでは、株式会社インタツアーの調査データをもとに、採用広告における効果性について解説します。

※出典:株式会社インタツアー「22・23・24卒生対象 就活における広告についての調査(2022年3月)」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000058834.html)

学生は採用広告を閲覧しているのか?

そもそも学生は、どの程度採用関連の広告を見たことがあるのでしょうか?
同社が調査したところ、88.3%の学生が「見たことがある」と回答しており、多くの学生が新卒採用関連の広告を目にしたことがあることが分かります。
また、採用広告が注視するようになった時期を聞いたところ、大学3年生の夏頃までに広告を意識する学生は7割以上に上りました。これは、昨今の採用活動の早期化を受けて、学生の意識も変化が反映されたものと考えられます。

閲覧している採用広告と学生の反応

次に、学生が閲覧したメディアと、その後の反応を見ていきましょう。学生が閲覧したメディアの中で、最も多かったのはInstagramで、次いでYouTube、Twitter、LINEとなっています。
一方で、学生からの反応が多かったのはInstagram、YouTube、LINE、Twitterとなっていることから、採用広告の中ではInstagramが最も効果性の高いメディアと言えます。

また、採用広告閲覧後の行動について聞いたところ、「記憶に残ったので後で検索した」が特に多いなど、広告を閲覧した学生のうち80%近くは「記憶に残った」としており、採用広告の認知効果は高いものと言えるでしょう。

学生が興味を持ったキーワードと主な効果

では、採用広告を閲覧した学生は、どのようなキーワードに興味を持ったのでしょうか?
調査データを見てみると、「インターン募集」「早期選考・特別選考」「説明会開催中」など、企業が実施していているイベントに関するキーワードに対して、高い興味を持っていることがわかります。

また、広告閲覧を契機として申込を行ったことがあるか?を聞いたところ、「説明会」「インターンシップ」「特別選考」の順となりました。前述の通り、学生が興味を持ったキーワードは「インターン募集」「早期選考・特別選考」「説明会開催中」であるため、ここに少し差異があるようです。

以上を踏まえると、インターンや早期選考・特別選考に興味を持つ学生が多い一方、広告~申込の歩留まりでは説明会が最も効果性が高いと言えます。
この背景として、インターンや選考は事前の情報収集が必要な上に、開催時期・回数に制限があることや拘束時間が長い一方で、オンライン開催も増加した説明会の場合は、参加へのハードルが低いことが考えられます。

昨今、採用のオンライン化が進行したことで、採用広告・広報手段は多様化しています。
また、現代の若手世代は文字ではなく動画・画像等での情報収集を好む傾向があるため、SNSやYouTubeなどでの採用広告は有効な手段と言えます。

今後のあるべき採用広告・広報手段として、SNSやYouTubeなどの新たな手段を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修・筆者

大園 羅文
大園 羅文(株)新経営サービス コンサルタント
「採用・定着コンサルタント」として、中堅・中小企業を対象とした人材採用支援(新卒・中途)、若手人材の定着・即戦力化支援、人事制度の構築・運用支援に従事。 特に、『採用・定着力の強化』を得意テーマとしており、中小企業独自の問題に対する支援を通じて、“若手社員が辞めない・成長する組織づくり”をテーマに掲げている。
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