オンライン採用時代の必須ツール!採用サイトのメリットと制作方法
2022年10月04日 (更新日:2023年04月21日)
もくじ
新卒・中途採用における採用サイトの重要性
学生の就職活動において、採用サイトを利用することは、もはや当たり前のこととなっています。
㈱ディスコの調査によると、97%の学生が採用サイトを閲覧したことがあると回答しています。(※1)
また、㈱ONEの調査によると、中途採用でも、求職者の50%が採用サイトを参考にしていると回答しています。(※2)
いまや、新卒も中途も、いくら求人原稿を魅力的にしても、そして積極的に採用活動を行っても、オンライン採用時代では、採用サイトを通じた情報発信を行わないと、応募増にはつながらないと言えます。
(※2)引用:㈱ONE「企業の採用サイトに関する意識調査」(2021年7月)https://one-group.jp/press/210719.html
採用サイトで得られる4つの効果
採用サイトには4つのメリットがあげられます。
①興味喚起・動機づけ
まず1つ目は「興味喚起・動機づけ」です。社長や社員のインタビュー動画など、ナビ媒体では伝えきれない豊富で丁寧な情報を掲載することで、求職者への興味喚起や動機づけを図ることができます。
②採用ミスマッチ防止
2つ目は「採用ミスマッチ防止」です。入社前にイメージする姿と、実際の現場や働き始めた際の現実のギャップを減らし、会社のビジョンや社風、仕事内容などを的確に伝えやすくなります。これで入社前後のギャップを少なくして、採用活動でのミスマッチ防止を図ることができます。
③選考・内定辞退防止
3つ目は「内定辞退防止」です。求職者が面接の局面で「この会社に入るかどうか」という決断を迫られた時、あるいは内定後に「本当にこの会社が良いのか?」と「マリッジブルー」のように、不安を持った際に、安心感を与えられるのが採用サイトです。面接等で聞いた内容を改めて採用サイト上で確認することで、内定者の背中を押す役割を果たしてくれます。
④採用コストの低減
4つ目は「採用コストの低減」です。ナビサイトや採用媒体は、契約期間が終われば全てのデータが無くなり、再度掲載する場合には費用がかかります。一方で自社での採用サイトの場合は長期的に運用することができます。ある種の資産としてストックできるため、長期的な採用コストの低減に繋がります。
求職者が採用サイトに求める4つのコンテンツ
採用サイトが会社側から見てメリットの多いものではあることは理解できたと思います。では、新卒であっても中途であっても、求職者は採用サイトにどんなコンテンツを求めているのでしょうか。
①企業理念・トップメッセージ・社員メッセージ
まずは「企業理念・トップメッセージ・社員メッセージ」です。求職者の入社有無の判断基準として、仕事や福利厚生など、様々な要素が挙げられますが、結局は「人」です。特に、社会人経験のない学生は、「どんな仕事をするか」ということ以上に、「誰と働くのか?」を重要視する傾向があります。そのため、「この会社はどのような価値観があり、社長や社員はどのような人なのか?」が分かるようなインタビュー動画を掲載することは、とても重要なことです。
②職場環境・福利厚生
次に「職場環境・福利厚生」についても掲載して欲しい情報です。ワークライフバランスを重視する傾向が強い現代の若手にとって、職場環境や福利厚生は、とても気になる要素です。特に新卒は、入社したら定年まで働こうと考える傾向があります。40年余りその会社で過ごすことを想定するので、「職場環境・福利厚生」はとても重要です。ちなみに、福利厚生の掲載ポイントは「質」より「量」で勝負することです。「駐車場完備」「社員食堂あり」など、福利厚生の大小を問わず可能な限り多くの福利厚生を掲載しましょう。
③働き方・ワークライフバランス
また、「働き方・ワークライフバランス」の項目も気になるところでしょう。特に求職者にとって馴染みのないと思われる仕事については、1日や1週間の仕事の流れを掲載することで、具体的な入社イメージを持たせることができます。
④キャリアパス・教育体系
さらに、「キャリアパス・教育体系」も説明も求めています。入社してから、どのようなステップで上がっていけるのか、あるいは役職につくと、どんな役割を担えるのか、どれくらい給与がもらえるのか、また、入社後にどのような研修があるのかなどをわかりやすく明かすことで、求職者は「この会社に入れば成長できる」というイメージが持ちやすくなり、動機づけに繋がります。ただし、大前提として、こういったキャリアパスや教育体系を掲載するには、人事制度・教育制度を整備する必要があることを忘れてはいけません。