面接官の対応と選考・内定辞退の関係性 ~求職者から好感を持たれる面接官とは?~
2022年10月21日
売り手市場の進行に伴い、求職者の選考・内定辞退に悩む企業が増加しています。
辞退理由には「給与・待遇面」や「職場環境」など、多くのケースがありますが、面接官や企業の対応の仕方で求職者の転職意欲が大きく変わっていることはご存知でしょうか?
今回は、エン・ジャパン㈱の調査データをもとに、「面接官の対応と選考・内定辞退の関係性」について解説します。
※出典:エン・ジャパン㈱「企業・面接官対応の応募者への影響調査」(2022年8月)
(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/30458.html)
求職者の選考・内定辞退
まずは、下図をご覧ください。
この図は、面接官や企業の対応で「入社したい」「入社したくない」と思った経験があるかを求職者に聞いたものです。
ご覧の通り、7割~8割程度の求職者が「入社したい(入社したくない)と思った経験がある」と回答しています。
では、具体的にはどのような理由で入社したい(入社したくない)と感じたのでしょうか?実際の求職者の声を見ていきましょう。
まず、「入社したくないと思った理由」を見てみると、「求人情報との齟齬」や「仕事イメージとのギャップ」などの理由も挙げられますが、最も多い理由が「面接官の態度が不快であったこと」でした。
一方で「入社したい理由」を見てみると、「給与・待遇面での納得度」や「入社イメージの醸成」などの理由も挙げられますが、最も多い理由は「面接官の人柄・印象」でした。
以上のことから面接官や企業の対応の仕方は、求職者の転職意欲に大きく影響していることが分かります。
求職者から好感を持たれる面接官とは?
面接官の対応が求職者の転職意欲に大きく影響していることは分かりましたが、具体的にはどのような面接官が、求職者から好感を持たれるのでしょうか?また、逆にどのような面接官が、求職者から不快感を持たれるのでしょうか?
色々なポイントがありますが、好感・不快感を持たれる面接官の特徴をまとめると、下図の通りとなりますので、ご参考にしてください。
また、これらのポイントは、ある種の習慣で出来ている部分であるため、無意識的に行ってしまうケースが多いです。そのため、下図のようなクセがある面接官の場合は、意識的に改善していく必要があるでしょう。